さてさて、いよいよ第3回です。今回もAbleton LiveをコントロールできるiPadアプリをご紹介します!
今回の企画で取り上げるのは、以下の4つのアプリです。
- Zerodebug “touchAble 2” ⇒記事はこちら
- PATCHWORKS “Conductr” ⇒記事はこちら
- hexler “TouchOSC with LiveControl”
- liine “LEMUR with LiveControl 2” ⇒記事はこちら
記念すべき第3回はこちらのアプリ!
hexler “TouchOSC with LiveControl”
TouchOSC 公式ページはこちら
こちらのアプリ「TouchOSC」は、そもそも「Open Sound Control(略してOSC)」と呼ばれる信号や、「Musical Instrument Digital Interface(略してMIDI)」といった音楽制作で御馴染みの信号をiPadから送信・受信して、音楽制作ソフトウェアをコントロールするアプリとなっています。
よって、Ableton Live 専用のアプリではなく、Apple LogicPro や Native Insturuments のソフトウェア音源 Reaktor などもコントロールできます。「TouchOSC Editor」というアプリケーションを使えば、自作で様々なレイアウトを作ることができ、OSCやMIDIといった標準的な信号を扱えることから、どんなアプリケーションでも操作ができると言われています。この点が過去2回で取り上げてきたアプリとは大きく違い、「TouchOSC」の強みであると言えます。
今日はそんな「TouchOSC」の中に内蔵されているレイアウト「LiveControl」をご紹介します。
最初の画像にあるようなクリップランチャーや、こちらのミキサー画面など標準的なものはしっかり用意されています。
こちらは大きくて見やすいマクロコントロール。
こちらはステップシーケンサーですね。
XYパッドでは同時に4通りの組み合わせをコントロールすることができます。
このアプリの強みは、最初に申し上げた通り「カスタマイズ性」にあると言い切れます。iPadでAbleton Liveがコントロールできる!となった当時は、選択肢が少なかったので「TouchOSC」などが代表でしたが、現在ではAbleton Liveだけに特化した “touchAble” や “Condutr” が登場してしまったので、テンプレートのまま使うならこの2点が最有力候補でしょう。
しかし、他のアプリも操作する必要があるときや、自分でオリジナルのレイアウトを作りたい!なんていう時には、この「TouchOSC」は非常に魅力的だと思います。少し知識があれば、メインの音楽制作ソフトウェアだけでなくプラグインまで操作できちゃいますからね。是非、そんな玄人さんは一度チャレンジしてみては!?
TouchOSC 公式ページはこちら
最終回である第4回は liine “LEMUR with LiveControl 2” を取り上げます!お楽しみに。