Ableton Live 8 使い方のコツ&Tips 〜Drum Rack ドラムセレクター編〜

Posted by: soundathlete

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本日は、Ableton Live のプラグインの中でも、非常に便利で人気のある “Drum Rack” を使った小技を紹介します!

この “Drum Rack” はいわゆる「パッド型」のサンプラーのような仕組みになっており、各セルに好きな音源(オーディオ波形はもちろん、ソフトウェア音源も!)をアサインすることができるスグレモノです。ハードウェア世代の方は、AKAIのMPCシリーズを想像していただくと分かりやすいかもしれませんね。

そして今日ご紹介する小技は、数あるお気に入りのドラムサンプルを “Drum Rack 一つで” 管理しちゃおう!というものです。「どういうこと?」という読者の方も多いかと思いますが、百聞は一見に如かず。早速解説をスタートしちゃいたいと思います。

まずは上の写真のように、空のMIDIトラックに “Drum Rack” をアサインしてください。そして次に、これまた Ableton Live のプラグインである “Sampler” を基本となる「C1セル」にアサインします。

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「C1セル」をダブルクリックし、アサインされた “Sampler” を右側に表示させたら、「Zone」ボタンをクリックして表示を拡張してあげます。

次に、拡張したZoneエリアにお好みのドラムサンプルを “丸ごと” ドラッグ&ドロップで入れてあげます!

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尚、“Drum Rack” は128個のセルがありますので、最大128個のドラムサンプルを読み込むことができます。僕の場合、まだそれほどオリジナルのドラムサンプルが貯まっていないので、30個前後にとどまっておりますがスルーしてください(笑)

さて、ドラムサンプルの読み込みが完了したら、小さな「Sel」ボタンで表示を切り替え、Zoneエリアを右クリックしてあげましょう。そしてメニューの中から「レンジを均一に割り当てる」を選択します。

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こうすることで、全ての鍵盤に割り当てられていたドラムサンプルが均等に分割され、鍵盤に個別にアサインされます。たとえ僕のようにサンプル数が128個未満であっても、うまく調整してくれますので安心してください。

ドラムサンプルの割り当てが終わったら、Zoneエリアの右上部にある「チェーンセレクトルーラ」を右クリックし、「Macro 1 へマップ」を選択します。

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すると、“Drum Rack” の左側にマクロコントロール部が表示され、左上部の「Macro 1」へ「チェーンセレクトルーラ」がアサインされます。分かりやすいように、「Macro 1」の名称は「Kick」「Snare」などに変更しておきましょう。

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さぁ!あとは手元のキーボードのC1を叩きながら、この「Macro 1」ノブを回してみてください!ノブを回す事で「チェーンセレクトルーラ」が連動して動き、アサインされた各サンプルを切り替えてくれるはずです。

どうですか?便利じゃないですか!?

この行程を繰り返し、各セルに「Kick」「Snare」「Hat」などのサンプルを読み込んでおけば、アナタのドラムサンプルが一つの “Drum Rack” に収まってしまうのです!

アイデア次第で、様々な使い方が生まれる Ableton Live ・・・恐るべし。

  1. 小林
    小林
    at //Reply

    記事拝見させて頂きました!質問よろしいでしょうか?

    実は、raunchpad S を購入し、いざ、ドラムパッドに音を割り振ろうと思ったのですが、なぜか「空のMIDIトラックに “Drum Rack” をアサイン」することができません。。(円の中に斜め線の、いわゆるダメマークが表示されて、ドロップできません)

    live8ですが、raunchpad S に付属していたlive8になります。

    原因が分からず困っています、、、
    もし何かヒントだけでもあれば、ご教授いただければ幸いです。

    よろしくお願い致します。

  2. 小林
    小林
    at //Reply

    回答ありがとうございます!やはり制限されているのですね。。
    せっかくなので、スタンダードを購入してみようと思います!作曲やサンプリングははじめてなので、またこのサイトで勉強させてもらいます!

    ありがとうございました☆

  3. 13
    13
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    はじめまして!
    本日MPD26を購入したのですがliveにI Tunesの音源を読み込ます事は出来ますか?

    記事と関係ない質問で大変申し訳無いのですが調べても全く分からなかったので、お力を貸していただければと…

  4. 菅
    at //Reply

    初めまして

    LIVE8のLITEを使用してるのですが

    インストールした時は

    ドラムラックで色々ドラムの音をステップレコーディングできたのですが

    サイトで無料サンプルを入れる様になってから

    ドラムラックの所が

    現在のプロジェクト(Temp19)

    と表示され

    複数のドラムラックが表示されていたのに

    ドラムだけでなく、ベースやピアノトラックも表示されなくなりました

    なぜでしょうか??

    無料サンプルを入れた際に管理フォルダの様な物を作成したと

    思うのですがそれが原因でしょうか??

    教えていただければと

    よろしくお願いします!

  5. 菅
    at //Reply

    環境設定でライブラリの修復で元通りになりました!

    教えていただきまして、本当にありがとうございます!

    このブログにきて良かったです!!

  6. 菅野
    菅野
    at //Reply

    また質問なのですが

    オーディオインターフェースの

    QUAD CAPTUREというのを購入したのですが

    LIVE8に接続して使用する事は出来るのでしょうか??

    Windowsを使用していて

    そのインターフェースをUSBでつないで

    環境設定でASIOのデバイスに選択して

    QUAD CAPTUREという表示が出るので

    クリックしますと

    接続に失敗しました

    となります

    何かが足りないのでしょうか??

  7. 菅野
    菅野
    at //Reply

    インターフェースの件ありがとうございました!

    バッチリでした!

    あとドラム音をMIDIで作成して

    エクスポートしてエックスアプリというソフトに入れたのですが

    音がなりません

    オーディオファイルの音源なら音はなるのですが

    MIDI音源だと音がならないみたいで

    MIDI音源はエクスポート出来ないのでしょうか?

  8. 菅野
    菅野
    at //Reply

    いつもご丁寧にありがとうございます!

    実はそれ以前の問題ができまして

    カテゴライズをクリックしても何も動かなくなりました

    昨日の昼までドラムラックをいじれたのに夕方になってから

    サンプルズやインストゥルメンツやオーディオエフェクトをクリックしても何も起動しなくなったのです
    過去に保存されたファイルの読み込みとそのオーディオは再生されるのですが

    画面左にあるカテゴライズは動かないです

    アップデートしろという事なのか

    バグりなのか…バグりな感じはしません

  9. birdmen
    birdmen
    at //Reply

    はじめまして。拝見させていただきました。非常分かりやすくて、参考にさせていただきます。質問なんですが、僕もdrumrackにサンプルをアサインして、padkontorol(korg)で叩いてtrackを作っているのですが、最近、作業後に保存すると、次の日にはアサインしたものが、バラバラになっています。一応取り入れた音源とかは、バラバラにはなっているものの、rack上には残っているので保存は出来ているみたいなのですが、、、、。

  10. birdmen
    birdmen
    at //Reply

    また質問なんですが、サンプル音源をdrumrackにアサインしてpadを叩くと、delayがかかってしまうのですが、何か解決方法ありますでしょうか?

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