以前から持っていた『Native Instruments BATTERY 3』
あまり使っていなくてもったいなかったので、マニュアルを全部読んでみた。
そして、その感想。
「なぜ今まで活用していなかったのかっ!!」
まず、このBATTERYが他社のドラムサンプラー(BFDやAddictive Drums)と大きく違い、
その最大の魅力と言っても過言でないポイントが、あくまで『サンプラー』であること。
BFDやAddictive Drumsはキットの組み合わせや、セッティングで
かなり本格的なドラムサウンドの追い込みが可能です。
このBATTERYにも豊富なライブラリが付属していますが、セッティング項目を見ていると、
ドラム向けというより、やはり 『サンプラー』の性格が強い印象です。
例えば、BATTERY特有のこの「セル」と呼ばれるエクセルのようなテーブルレイアウト。
AKAIのMPCシリーズを彷彿とさせますね!
このセルにサンプル(音素材)を読み込んで、キーボードを押せばスグに音が出ます。
さらにこのセルの設定が色々と便利で、複数のセルを一つのキーで鳴らすこともできます。
例えば、二つのキックを重ねて厚みを出したいとか、そんな時にも便利です。
こうやって単発のサンプルをキット化していくのもアリですが、
こいつは 『サンプラー』ですから、“ループ素材” なんかも読み込めるのがミソです!
ビート系の素材を読み込んで、BATTERY上で切り刻んでも良し。
シンセ系の素材を読み込んで、トランスゲートのように使うのも良し。
あとは、自分のセンスに任せてキーボードやドラムパッドを叩くだけっ!
エンベロープはもちろん、LFOモジュレーションや、Lo-Fi、EQ、Comp、Delayといった
基本的なエフェクトも内蔵しているので、BATTERYだけでかなり音作りができちゃいます。
結論!
BATTERYはドラムサンプラーではありますが、“リアルなドラムサウンドの追求” よりも、
“ビートメイク” に重点を置いた使い方が吉!!!
付属ライブラリーに頼るより、サンプリングCDなどから気に入った素材を見つけて、
組み合わせていくスタイルがおすすめだと思われます。
▼追記▼
BATTERYを使う上での、最低限のポイントを押さえた『SoundATHLETE版 簡易マニュアル』を記事にすることにしました!
少しずつですが、頑張って更新していきますので、活用していただけましたら幸いです。