今日は Apple Logic に付属している純正コンプレッサープラグイン “Compressor” についてです。
コンプレッサーとはなんぞや?という質問は、日が暮れてしまいますので置いておきますw
非常に奥が深く、使いこなすのに時間がかかる機材であると申し上げておきましょう!
さて、このLogic純正のコンプレッサー “Compressor” ですが、非常にオールマイティーであると感じています。
基本的なパラメーターは揃っていますし、ゲインリダクションのカーブがグラフィカルで分かりやすい!
Auto Release なんかのボタンもあったりすれば、リミッターも備わっています。
『コンプレッサーってどんな動きをするのか?』を知るのにもってこいなコンプと言えます。
この “Compressor” を使う上で是非覚えておいて欲しいのが、いつからか搭載された “Circuit Type” の切り替えです!
初期設定では「Platinum」になっているかと思いますので、それをクリックしてみてください。
すると、「ClassA_R・ClassA_U・VCA・FET・Opto」といった選択肢が出てくるはずです。
実際に切り替えていただくと分かりやすいのですが、ゲインリダクションのカーブが微妙に変化するのが見てとれます。
この “Circuit Type” は、実在するビンテージコンプレッサーをシュミレートしたものだと言われており、
これを切り替えることで、コンプレッサーのキャラクター(性格) を変えることができるんですね!
下のモデル表は、どこか海外の記事で見かけた「推測」の内ですが、参考までにご覧ください。
また、各コンプの性格についてのコメントも、個人的な意見も入っているので参考程度にw
【Platinum ⇒ Logic オリジナル】
クセの少ない、標準的なコンプ。コンプを始めるならまずココから!
【FET ⇒ UREI-1176】
クリーンでオールマイティーなコンプ。ヴォーカルから様々な楽器まで対応が可能。
【Opto ⇒ LA-2A】
音に煌びやかさが加えられるコンプ。女性ヴォーカルやブラス系、ストリングスにおすすめかな。
【Classic A_U ⇒ Fairchild 670】
低域から中域を豊かに持ち上げてくれる。男性ヴォーカルや音域の広いピアノなどに最適。
【Classic A_R ⇒ Neve 33609】
サウンドが前に出てくるガッツ系コンプ。ドラムなどの打楽器への使用がおすすめ。
【VCA ⇒ SSL G-Master Buss Compressor】
同じくサウンドが前に出てくるガッツ系コンプ。ドラム、ギターなどに良さげ。
そんなこんなで、各 “Circuit Type” の特徴を意識しながら “Compressor” 使っていただけると、
サウンドの深さや奥行きが変わってくる・・・かもねっ!!!