今日はBattery内蔵の波形編集【Wave】画面のお話です。
単発のドラムサンプルに限らず、ループ素材を扱う場合でも、自分の望む音に調整したり、変わった音を欲している場合、やはり波形編集は欠かせません。
昨今のDAWは高機能ですから、様々な波形編集の方法があります。んが、ドラム音源の波形編集では、“演出” よりも “微調整” といったシーンが多いので、サクッと終わらせいことが多いのも事実です。
そんな時、このBattery内蔵の波形編集画面はシンプルでおすすめです!
上記の画像のように、1つサンプルを読み込んでみましょう。
すると、画面下にサンプルの波形がドドーンと表示されます。
波形上はドラッグして選択範囲を作ることができます。
下の画像のように適当な場所を選択し、波形左上にある “Edit” ボタンを押してみましょう。
上から順に見ていきます。
・Fade in「フェードインを作成」
・Fade out「フェードアウトを作成」
・Silence「オーディオ情報を削除(無音にする)」
・DC Removal「オー ディオ・サンプルの中に存在するDCを削除」
・Reverse「サンプルを反転」
・Normalize「オーディオレベルを最適化」
・Select All「すべてを選択」
ここでよく使いそうなのは「Fade in」「Fade out」「Silence」「Reverse」ですかね。
これは言葉で説明しても分かりにくいので、是非いろいろ触ってみてください。
“Edit” ボタンの右隣にある “Undo” でスグに戻せますので、失敗を恐れずに!
“Edit” 以外には、順に「Cut」「Copy」「Paste」「Crop」といった編集ボタンもあります。カット、コピー、ペーストはパソコン操作でもお馴染みですね。クロップは、選択した範囲を切り出して、他の部分を捨てちゃいます。写真でいうところの “トリミング” です。
ここでポイントなのは、次のボタン “Snap to Zero” です。
ここまでのような波形編集をしていくと、コピーをした範囲の始点や終点によっては、「プチッ」といったノイズが発生する場合があります。これは、オーディオ情報が少しでも含まれている箇所で、選択範囲の始点または終点を作ってしまったことにより起こる現象です。
そんな時はこの “Snap to Zero” ボタンを有効にしておきましょう。
この状態で波形上に選択範囲を作ろうとすると、Batteryが自動的にオーディオ情報の無い箇所、いわゆる「ゼロクロス・ポイント」を基準に選択範囲をスナップしてくれます。
これで、切り出し時のノイズ対策もバッチリというわけですね!
さて、最後はサンプルの「再生」に関する3つのボタン。
・PlayFull「選択範囲に関わらず、サンプル全体を再生」
・Sekection「選択範囲のみ再生」
・LOOP「選択範囲内を繰り返し再生」
今日はここまでっ!次回をお楽しみに〜♪