これまた久々のクルマに関する記事です。今回はカート走行会の帰りに、気になっていたクルマ2台に試乗してきました!今日はそのうちの1台、ABARTH “595 COMPETIZIONE” の紹介です。
いや〜。実に楽しい!の一言に尽きるクルマでした。
まずサイズ。良い意味で「大人のおもちゃ」な感じ。運転席については、必要十分なスペースが確保されていました。ネットでの噂の通り、右ハンドルの場合は左足の置き場には若干困りますが、178cmの僕が乗ってもさほど窮屈さは感じませんでした。むしろ、最低限のスペースがクルマとの一体感を生んでいるような感覚すら覚えました。
ちなみに今回試乗したのは「ATモード付5速シーケンシャル」と呼ばれるトランスミッションを採用しているモデル。ハンドルに備わったパドルを操作することでシフトアップ&ダウンを行います。これがまた楽しい!そこらのパドル車と違い、ダイレクトにつながる感覚が本当に “マニュアル車” に近い印象。シフトダウン時にエンジンの回転数を合わせるため、一瞬「フォーン」とアクセルを吹かす所もドライバーをその気にさせます。
乗り心地は、メーカーの本気度が伝わる “走り” 仕様です。オーナーの方が「タイヤだけ換えればそのままサーキットで走れる」と言っていたのも頷けます。
肝心の走りですが、そのまま乗っていれば街乗り向けのマイルドな乗り味。しかし、ダッシュボードにある「SPORT」ボタンを押すと豹変します。ハンドルが重くなって路面の情報がダイレクトに伝わるようになり、さらにスロットルの反応が鋭くなります。この分かりやすい変化に思わずニヤリとしてしまいました。
利便性を無視して、純粋に “クルマ” というものを楽しみたいなら。人馬一体となってクルマを “操る” ことの喜びを感じたいなら。きっと期待を裏切らないクルマだと思います!