先日の Ableton Live “64ビットバージョンの制限について” の記事で、32bit VSTプラグインを 64bit バージョンの Live で使用を可能にする「jBridgeM」についてコメントを頂きましたので、またまた Ableton 公式ページにあるサポート文章を翻訳してみたいと思います。
本文はこちら。
前回同様、間違っている部分や、ニュアンスが異なる部分もあるかもしれませんが、参考にしていただければ幸いです。
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Mac版「jBridgeM」を使って、64bitバージョンの Ableton Live で 32bi VST プラグインを使えるようにするにはどうしたら良いでしょうか?
Live バージョン:8.4〜9
オペレーティングシステム:Mac OS X
Live で プラグインを使用する際の概要
多くの場合、VSTプラグインは 32bit のみや 64bit のみ、または両者に対応しています。それらは通常、下記のようなフォルダにインストールされています。
/Library/Audio/Plug-Ins/VST/
/Users/[your_user_name]/Library/Audio/Plug-Ins/VST/
もし、64bit バージョン Live の環境設定(File/Folderタブ内)で「VST システムフォルダを使用する」が有効になっている場合は、上記2カ所にインストールされている VST プラグインを確認し、64bit に対応しているプラグインはブラウザ(Live 9)か Plug-In Device(Live 8.4)に表示されているはずです。
jBridgeM のインストール
jBridgeM をダウンロードしインストールします。
ブリッジングは、プラグインが使えるようになるまで特定の手順を終わらせる必要があります。尚、この情報は jBrideM の公式ページでも触れています。
1. jBridgeM ツールを立ち上げます。
2. 表示された画面で、ほとんどの場合「Bridge 32bit plugins」がデフォルトになっています。もし、VST プラグインが少なく、64bit へのブリッジが必要なプラグインが分かっている場合は、オプションからプラグインを手動で選ぶことができます。(どうやらこちらをオススメしているようです)
3. 同じ画面で、「64bitホストを使用する」を選択します。
4. ここまでを終えると、上記2カ所に保存してある VST プラグインを解析しはじめます。
5. これが終了すると、jBridgeM ツールがブリッジした全てのプラグインを入れたフォルダが、画面下の場所に作成されます。
/Users/[your_user_name]/Library/Audio/Plug-Ins/VST/PluginsBridgedFor64BitVSTHosts
6. 上記のパス(場所)を覚えて、jBridgeM ツールを終了します。
不要なものを削除する
もし、ブリッジするプラグインを手動で選んだ場合は、このステップは飛ばしていただいて構いません。
それ以外の場合、上記の過程では 32bit のプラグインすべてと、64bit にネイティブで対応しているプラグインまでをもブリッジしたバージョンが作成されているはずです。これらは不要なので、下記の通り削除を行います。
・/Users/[your_user_name]/Library/Audio/Plug-Ins/VST/PluginsBridgedFor64BitVSTHosts へ移動します。
・64bitにネイティブで対応していると確認されている「.vst」プラグインを、手動で削除していきます。
Live にブリッジさせたプラグインを認識させる
最後に、Live のプラグインブラウザにブリッジしたプラグインを表示させます。
・Live を起動し、“環境設定” 内の “File/Folder” タブを開きます。
・「プラグインカスタムフォルダを使用する」を有効にし、「/Users/[your_user_name]/Library/Audio/Plug-Ins/VST/PluginsBridgedFor64BitVSTHosts」フォルダを指定します。
・Live がブリッジした VST プラグインをスキャンし、ブラウザに表示します。
アップデートについて
Live のアップデートは、この機能になにも影響を与えません。アップデートをした後でも、jBridgeMの設定やブリッジしたプラグインはそのまま利用できます。
jBridgeM のアップデートはすべきですが、その他にやるべきことはありません。
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以上です。少しでも、みなさんの解決の糸口になりますように!