久々のクルマに関する記事です。先日、気になっていた新車 Volkswagen “The Beetle” ザ・ビートルに試乗してきましたので、簡単に感想をまとめたいと思います。
結論から申し上げると、いくつか条件がありますが “買い!” ですね。
今回の “The Beetle” では、デザインが見直され随分とボーイッシュになりました。ポルシェを思わせるそのスタイリッシュなお尻や、真横から見た流線美、どれも素晴らしいバランスで、「オトコの人に乗って欲しい」というメッセージがグイグイと伝わってきます。そのデザインが気に入ったなら、買って損はないでしょう。
では、内装はどうか?これもワーゲンらしくシンプルにまとまっています。面白みがあるか、と言われると物足りない気もしますが、MINIのように派手過ぎても飽きてしまうので、このくらいが丁度良いのかもしれません。
さて、なにより今回ビックリしたのは、試乗した際に感じた「走行性能」です。
カタログだけで見れば、“1.2リッターSOHCインタークーラー付ターボ” ということで、人によっては物足りなく感じると思うのですが、僕もその一人でした。しかし!乗ってみて印象が180度変わりました。
これがまた、走る走る。
加速の感覚だけでいえば1.8リッター級、一定速度に達した際の安定感は、そのしっかりとした剛性感により2リッター級に乗っているような感覚でした。これで燃費も良いんですからね・・・う〜ん凄い。ある知り合いの大手自動車メーカーエンジン開発者が「最近のワーゲンエンジンは凄い。真似できない」と太鼓判を押していたのも頷けます。
しかし、Golf GTIや2.0TSIエンジンのような加速を期待しちゃダメです。そういう人は、他の車種を検討しましょう。
今回の “The Beetle” は、おしゃれにカーライフを楽しみたい人に最適です。カスタムパーツも色々ありますし、これからも増えていくことでしょう。おしゃれを楽しみながらも、しっかり走る。そんなバランスの良く取れたクルマです。
カタログしか見ていない人には、絶対に試乗をオススメします!きっと欲しくなりますよ。