PreSonusから発売されているフィジカルコントローラー “FaderPort” を購入しました!
自分も購入する際に、ずっと悩んでいたので簡単にレビューしてみたいと思います。
まず、このコントローラーのなによりの特徴は「ムービングフェーダー(モーターフェーダー)」であることです。
最近多いキーボードに付属したフェーダーやMIDIコントローラーのフェーダーは、DAW上のフェーダーを操作することはできますが、その位置を常に同期することができません。例えば、マウスでDAW上のフェーダーを触ってしまった場合や、異なるトラックを選んだときなど、DAW上とコントローラーのフェーダー位置に誤差ができてしまった場合、わざわざその位置にフェーダーを持っていくことをしないと、操作に入れないのです。
ところが、「ムービングフェーダー(モーターフェーダー)」となると話は変わってきます。選択しているトラックのフェーダーに合わせて、「シャコッ!」と音を立ててフェーダー位置が変わってくれるんです。もし、オートメーションが書かれているトラックならば、その通りにフェーダーが「グググッ」と動いてくれます。
たったこれだけのことですが、ミックス時の効率が劇的に変化します!
プロの現場では当たり前の機材といえますが、宅録レベルの環境に導入するのは難しかった・・・がっ!この “FaderPort” であれば、手頃な価格でその環境を手に入れられるのです。
本体は適度に重さがあり、操作をしていて簡単に動いてしまうような感じではありません。ボタン類については、よくあるMIDIコントローラーの「ぷに」という感触のボタンに比べて、「カチッ!」というスイッチらしい感触がアナログ感を演出します。
我が家では、iMac27(OS 10.7 Lion)にて「Apple Logic Pro 9」と「Ableton Live 8」で動作確認しました。ただし、設定にやや手こずったので、次回は設定方法やファームウェアアップデートについて、なるべく詳しく説明していきたいと思います。>>設定方法の記事はこちら
細かいオートメーションを書きたい方や、ミックス時の作業に不満を感じている方にはオススメですよ!
この記事を書いている時点では、イケベ楽器さんなどで期間限定セールをやっていますのでお買い得です。通常15,800円前後の “FaderPort” が12,000円で手に入ります!お早めに!